「高度な技術」で「高価な薬」を作っても国民が納得しなくなってきた!

 みなさんお元気ですか?昼間の外気が少しずつ暖かくなり、春の気配が感ぜられるようになりました。今年は、なんとかお花見しながら、飲み食いしたいです。そんな意地汚いことばっかり考えている私です(笑)。

 ロシアのウクライナへの武力侵攻、国内大手証券会社社員らの株価操作疑惑、ほぼ2年間も国民に自粛を求めているコロナ政策などなど。。。。まあ、信じられないというか。。。どっちかっていうと、いつあってもおかしくないけど、まさか現実に起きるとは思わなんだっていう感じの出来事が続いています。

 もう長いことビジネスの世界では「思考を根本的に変えるべき」って言われていますが、ホントに待ったなしなんでしょうね。つか思考というのは根本的に変え続けていかなければ、自分も社会も、なんも変わらないし、面白くないし、明るくない。そういうものですし。。。。前述した3つの出来事も、結局、旧態依然の思考を変えられずにダラダラ温存し続けた結果、勃発してしまった不幸な出来事と言えなくもない。

 で最近、取材でお会いした方々、製薬各社の取り組み、行政の動きを見ると、もう製薬業界をはじめとする「ヘルスケア産業界」は、きれいごとばかりは言ってらんない。成果が問われる。存在意義が問われる。そんな危機感がひしひしと伝わってきます。

 7、80年代くらいまではまだまだ高血圧や、高脂血症など生活習慣病の薬を、沢山のMRを使って販売すれば、それなりに収益が出たんですが、もうそんな時代ではない。新薬だって、ほとんど出尽くしていて、いま、みんなが欲しがっているのは「がん」「認知症」を“完全に治す薬”。症状抑制とか、進行を遅らせる薬が出ても、副作用がきつ過ぎたり、目ん玉が飛び出るくらい値段が高いと「それってどうなんよ?おかしくない?」って一般の人さえクレームを発するようになった。

 各社が目標に掲げている「ペイジェントセントリシティ(患者中心主義)」とか、「サステイナブルな医療(医療サービスの維持継続)への貢献」を実現するなら、単に「高い薬を作って売りさばく」という旧態依然のシンプルな思考から飛び出さないといかんわけです。どう飛び出すか、飛び出した先で何をするかーー。その解を導き出してこそ、イノベーションなのでしょう。

と今回はやたら小理屈をこね回したような内容になってしまいましたが、これにて失礼。

 写真は桜!!!咲くやつぁ~咲くよ!いつでもどこでも!時と場所なんて一向にお構いなくね。それではみなさん素敵な一週間をお過ごしください!

 以下のセミナー、まだまだ配信しています!よろしかったらどうぞ!

【IQVIAセミナー】

◆高騰し続ける高額医薬品と医療保険制度のこれから

 

 

コメント

現在のコメント

コメントを書く

 
  (公開されません)
 
 
 
 

 
© 2024 薬新プラザ|医薬品業界の「本質」を発信するサイト