超速効で根本的に病気を治し、かつ副作用がない画期的新薬

 みなさんお元気ですか?晴れやかな天気で月曜日を迎えました!風はまだピリリと冷たいですが、これぞ日本の冬の醍醐味!もうあと数か月で2022年の冬も終わる。なので、しっかり味わいたいと思います!

 さて先週、たまたま読んでいた本で漢方医学に触れた一文に遭遇。改めて気づき、思ったことがあります。

 医薬品業界や医療・薬学系の方には、釈迦に説法ですが、漢方は薬を「上品」(じょうほん)、「中品」(ちゅうほん)、「下品」(げほん)の3つに分けて処方します。

 私が理解した範囲で大雑把に言うと、

「上品」は長期的に使用しても大きな副作用はなく健康維持するもの。

「中品」はそこそこ副作用があるが、気を付ければ長期使用も可能で病気を治す効果があるもの。

「下品」は副作用も強く、効果も強いが、長く使ってはならないもの。

 となります。

 これを受け私は、「ああ、漢方は、薬の効果、副作用、使用する期間で分類しているんだなあ」と感慨深く思ったのです。

 西洋医学に基づく医薬品の研究開発は低分子から中・高分子、遺伝子、核酸、細胞医薬品と新たなモダリティ(開発手法)にどんどん移行しております。研究開発コストが上昇し、製品価格も高く設定されます。しかし、患者にとって大事なのは「効果、副作用、使用期間」であって、企業が投入したコストではない。患者が最も期待しているのは「上品」「中品」「下品」の枠に収まらない薬。つまり「副作用がなく、病気を根本的に治療し、長期間使用しなくてもいい薬」です。そんなことを改めて思った次第です。

 副作用がなく超速効で病気を完治させる。そんな画期的新薬の登場を期待して今後も取材を続けます。各社の努力が実りますように!

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 写真は丸之内で。なんていい天気なんでしょう!それではみなさま、素敵な一週間をお過ごしください!

 

 

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