製薬協・岡田会長が産業政策で「決意表明」、是非とも実行して欲しい!

 みなさん、お元気ですか?寒さは相変わらずですが、いくらか日が長くなったようで、なんとなく得した気分になる今日この頃。新型コロナの変異株で、飲食店がみーんな閉まっちゃってるのが悲しい限りですが。。。まあ、新型コロナさんもそろそろヒトとの共存を重視し、かりにヒトにとり憑いても悪さは最小限にしようとしている態度も感じられ、もうあんまりああじゃ、こうじゃ言ってもしょうがない。収まるのを待つばかりですね。

 さて先週20日、日本製薬工業協会の岡田安史会長が記者会見で、今後の産業政策論議について結構、踏み込んだ「決意表明」をしました。製薬産業と、公的医療保険は切っても切れない関係なのですが、今後、製薬各社のビジネスのすそ野が「治療」だけではなく、「予知・予防」「予後」にまで広がっていくことを指摘し、「必ずしもすべてを公的保険でカバーすべきとは思っていない」と述べました。さらに、医療保険を含む社会保障論議の入り口、すなわち「給付をどうする?」「負担をどうする?」という根本的な命題にも、製薬業界として「向き合っていく」との姿勢を示しました。

 製薬協が医療保険のカバー範囲や、負担の問題に触れるのは、私が知る限り、これまでなかった。

 ただ、いつどこで誰が議論し、いつまでにどんな形で、具体案をまとめるのか。また、その具体案は公表するのか。言及はありませんでした。

 製薬業界は課題満載ですが、だからこそオープンな議論に参加し、時には身を切るような姿勢を示すことが大事だと考えております。製薬協、岡田会長の発言がたんなる「決意表明」「意気込み」で終わらないで欲しいなあと切に願います。

 写真は製薬協の岡田会長。それではみなさま、素敵な一週間をお過ごしください!コロナ禍も冬ももう少しです!

 

コメント

現在のコメント

コメントを書く

 
  (公開されません)
 
 
 
 

 
© 2024 薬新プラザ|医薬品業界の「本質」を発信するサイト