バイオシミラーの国内普及には「技術力底上げ」の先行投資が必要
Posted on 10月 19th, 2020 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?日に日に気温が下がり、外出時にどんな服装にしようか。とまどう今日この頃です。
さて先週、バイオシミラー協議会のオンラインフォーラムがありました。特許が切れたバイオ医薬品と、ほぼ同一の効能効果を持った医薬品をバイオシミラー(類似品)あるいはバイオ後続品と呼びます。もとのバイオ医薬品より価格が安いので、政府としては、低分子の後発品と同じように普及拡大を図り、医療費抑制につなげたいのですが、中々進みません。
そもそもバイオで医薬品を作るには、高度な技術が必要で、その技術が普及しないと、バイオシミラーを作ることはできない。だから製品数を増やし、医療現場に普及させるには、まず企業の技術力を育てなければならないわけです。
バイオシミラーが中々、出てこない。中々普及しない。議論は、毎回、そこが焦点になるわけですが、それ以前に、国内製薬各社の技術力を底上げする施策を打つことが大事ではないかと。そう思います。バイオシミラーで医療費抑制を目指すには、先行投資した方が、かえって近道なのではないでしょうか。
写真は先週の朝、山手線新宿ホームで。三密もソーシャルディスタンスもあったもんじゃない状態に遭遇。私はなんとか2本見送って乗り込みました。それではみなさん、素敵な1週間をお過ごしください!