日本医師会はいまこそ「かかりつけ医」機能を明示して、国民の不安を解消すべき。政府や国民への「お願い」はもう沢山!!!
Posted on 7月 27th, 2020 by IDAKA
みなさんお元気ですか?4連休いかがお過ごしでしたか?
私はもうずっと引き篭もりでした。どっか行きないのに。。。。全然いけませんでした。鍛えあげた肉体(笑)ももはや、ぶよぶよです。
さてコロナ禍の医療提供体制について安倍総理や、菅官房長官が「逼迫した状況ではない」と発言、これに病院の先生が「そんなことはない」と反論しました。いずれも当たっているようで、あっていないのではないかと思います。新型コロナ患者を積極的に受け入れている病院は確かに「逼迫」しているでしょう。しかし、入院機能がない診療所は患者数激減で閑古鳥が鳴いています。診療所は経営的に「逼迫」しているかもしれませんが、別にコロナ患者の対応で「逼迫」しているわけじゃない。
米国ニューヨークでは、コロナ患者が急増し、病院がパンクしそうになった時、全国から診療所などの医師、医療従事者がその病院に「助っ人」に駆け付けたのをテレビで見ました。日本ではそんな話を全く聞きません。どうしてでしょうか?
開業医は患者が来ない診療所で、収支計算書を前に頭を抱えているだけなのでしょうか?
日本医師会は相変わらず、国に「もっと自粛規制を強めろ」、国民に「外に出るな自粛しろ」と押し付ける一方です。これでは「コロナが移るから医療機関に来ないで欲しい」と言っているようにしか見えません。7月1日号の医薬経済にも書きましたが、私は医師会のこうした姿勢に、大きな疑問を抱いています。
医師会は多くの診療所会員を抱えている。それを日医は「かかりつけ医」と称して、地域医療に根付かせようとしていた。本来なら、このコロナ禍は「かかりつけ医」が本領発揮する絶好の機会なのです。私は、いまこそ、かかりつけ医の「理想像」を示すべきだと思います。
先週の日本医師会会見で中川俊男会長にそのことを質問したら、「(かかりつけ医は)地域の実情に応じて患者と開業医が協力してつくっていくもの」という趣旨の回答でした。どうやら肩透かしを食らったようです。
新型コロナに対応するには病院の受け入れ態勢だけでなく、診療所の開業医を含めた医療提供体制の再構築が必要です。
日医の中川俊男会長!!!!
頼りにしてますよお~!!!
写真は日医の中川会長。それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください。