やっぱ、歯科診療って怖いぜ。

 

 みなさんお元気ですか?20年度の診療報酬改定、薬価制度改革論議も今週末で最終決着します。

先週の中央社会保険医療協議会で、「え?」と耳を疑う厚労省の発言がありました。歯科診療についてなんですが、院内感染対策を徹底するため歯医者さんが職員に器具の洗浄、滅菌、消毒に関する研修を施した場合、診療報酬で評価したらどうかというのです。職員に洗浄、滅菌、消毒を教えるなんて、歯科診療所として当たり前だと思うんですが、それをあえて診療報酬で評価するというのだから、いま現在は研修しているかどうか怪しいんだわ、きっと、と考えてしまします。で、怖いのが厚労省担当官の説明。「研修を徹底しないと、職員が“(感染症対策の作業の一部を)省略しちゃおうかな”ってことになりかねない」というんです。

もともと歯科診療所の器具の使い回しは、かなりの確率であるようで、患者としてはホントいやだ。使い回しで感染症にかかっても感染源の特定は難しく、問題が表面化することはほとんどない。で、厚労省は感染症対策を強化したいのです。それはいいんだけど。。。。患者として歯医者さんにかかって椅子に座ればほぼまな板の鯉です。医師が器具を握るたびに「それ滅菌してますよね?大丈夫ですよね?」って確認するわけにもいかず、困ったもんです。やっぱ歯科診療って怖い。

写真は中医協の診療側委員の面々。それでは、皆様、忙しくも楽しく。素敵な一週間をお過ごしください。

 

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