長期品の撤退を認めてあげきゃ、単なる企業イジメ。
Posted on 10月 21st, 2019 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?2週間ぶりの投稿になります。先の大きな台風で各所に甚大な被害が出ています。日本のライフラインの脆弱さ、というか日本てのはそもそもジオグラフィックに不安定なところなんだなあと再認識いたしました。
さて医療保険、薬価制度改革論議。絶え間なく続いていますね。そもそも制度ってものは、その時々に応じて変えていくべきもので、時代の影響を受けず普遍的に「完璧な制度」ってのは存在しませんから、のべつまくなく思考し、議論しているという状態はその社会が健全な証拠とも言えます。
中央社会保険医療協議会で薬価制度改革論議が進んでいます。長期収載医薬品(特許が切れた医薬品)への風当たりは一層強まりそうです。しかし、前回の改革で、一定条件付きで「あんまり苦しくなったら製造販売やめてもいいよ」っていうルールができたんですが、これが全く機能していない。撤退が認められたケースを聞いたことがない。薬価はどんどん下げる。だけど撤退は認めない。長期収載品企業は、なすすべもなく追い込まれるのみ。これじゃやはりまずいでしょう。
写真は先の台風前。近くのスーパー。なーんもない!!気象が安定しません。また新たな台風が来るようです。みなさまくれぐれも気を付けて。素敵な一週間をお過ごしください。