「保険給付見直し」と「毎年改定」論議が20年に本格化する!!
Posted on 8月 26th, 2019 by IDAKA
みなさんお元気ですか?今週で8月も終わりですが、まだまだ暑い日が続きます!!夏を満喫しましょう!!!
で、先週も書きましたが、医療保険改革。いよいよ来年あたりから本格的に議論が始まりそうです。政府が今年6月にまとめた、いわゆる骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針2019)に「20年の骨太方針で給付と負担の在り方について方針をまとめる」と書いてあります。ってことは来年6月までに、政府が大方針をまとめるということです。骨太を受けて厚労省などの各種審議会が来年秋ごろから具体案を検討することになります。医療機関受診時に、診療料、薬剤料とは別に一定額負担を求めるとか、薬局でも買える医薬品の自己負担を上げるとか、そんな議論がなされるでしょう。12月に医療保険制度改革案を作成、21年4月施行という流れになりましょうか?来年は、薬価の毎年改定について結論を出さなければなりませんし、製薬業界は医療保険制度改革と、薬価の毎年改定の両にらみで議論に臨む年になります。
20年4月の薬価制度改革論議が終わっても、その後にまた大きな山が待ち受けているというわけです。産業エゴ、企業エゴを排して議論に臨み、患者を味方に付ければ道は必ず開けます。
写真は新しい花瓶に生けたカーネーション。井高流。それではみなさま、残り少ない夏の日々。素敵な一週間をお過ごしください。