医薬品の価値を見極める費用対効果が4月からいよいよスタート!!!

みなさん、お元気ですか?2019年、すでに6分の1が過ぎ去らんとしております。おっとこんなことばっかり言っていると焦燥感にさいなまされるのでやめます。瞬間瞬間を大事に、積み重ねて行きたいと思います(笑)

 さて先週、医薬品、医療機器の費用対効果(投じた費用が効果に見合っているかどうかを評価する制度)を4月から評価することが決まりました。2012年に議論を開始してから7年が経過。ようやく日の目を観たという感じです。といってもすべてではなく基本、通常よりも高く評価を受けたものだけ。高く評価する場合、通常の価格に一定額を上乗せするんですが、その上乗せ額に見合う効果を発揮しているか治療成績などで見極めることになりました。

 製薬業界は厚労省の評価指標(ICER)だけでは、その医薬品を使わなかった場合の公的介護費や生産性損失などが測れないと指摘、「企業が出した資料を継続的に評価して欲しい」と訴えています。「医薬品は化学的な価値だけでなく、もっと大きな視点で多面的に評価すべきだ」と主張している製薬業界からすれば、しごくまっとうな意見です。ともあれ、4月からヨチヨチ歩きでスタートする費用対効果制度!!!事例を積み上げながら評価の精度を高め、よりよい医療につなげていって欲しいものです。

写真は厚労省の審議会で費用対効果について意見陳述する業界諸氏。それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください。

 

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