ジャーナリストとアナリストは全く別の職業、質問の角度が違って当然
Posted on 11月 12th, 2018 by IDAKA
みなさんお元気ですか?
国内製薬各社の19年3月期決算の上期(18年4~9月)業績発表が、先週で概ね終了しました。
「井高さんの質問は長い!ベテラン証券アナリストがイライラしいていたよ」。ある企業広報の方にご指摘を受けました。その企業の決算発表に伺うのは久しぶりだったものですから、毎度の前傾姿勢が、さらに前のめりになってしまったようです(^_^;)。ただ、私は飽くまでジャーナリストですから「ベテランアナリストが云々・・・」って言われたところで、全く意に介する気はありません。なぜなら、アナリストとジャーナリストは全く違う職業だからです。
ざっくりいうとアナリストは、その会社の株を買うべきか、売るべきかを判断するための情報集めのために質問します。一方でジャーナリストは、自らが国民の一人であるとの認識に立ち返って、その企業の活動が適切か否か、有用か、有用でないかを見極めるために質問します。もちろん、企業活動が適切で、国民にとって有用であれば、結果的に、株価は上向くので「買い」となりますし、不適切、有用でないとなれば、株価は下がり、「売り」となるので、ジャーナリストとアナリストの質問が、同じような内容になることもままあります。しかし、前述したように、最終的に何を検証し、何を見極めるのか?アナリストと、ジャーナリストは、全く違うんです。その全く違う目的を持った業種を同席させるわけですから、双方が聞きたい質問に違いが出ても、それはそれで仕方がないことだと、私は考えています。
写真は、先日、ランチに付いてきた抹茶とお菓子。思いがけないサービスだったので、ほっこりしました(*^。^*)それではみなさま。素敵な一週間をお過ごしください!!!!