「かかりつけ薬剤師」は患者が主体的に「指名」するもの。強引な「売り込み」は邪道!!

みなさん、お元気ですか?お花見のシーズンがやってまいりましたあ~!!楽しんでいますか?

かくいう私は、年度の開始に当たり、長年、封印状態だった書庫を大整理。書籍の山(というかジャングル?(笑))と格闘中です。そこで残念な気づきが(泣)。。。これまで自分のことを「わりと読書家やで!ワシ!」とひそかに自負していたんですが、一冊一冊手に取って観ると、ろくな本がない。ジャンルや著者が大きく偏向している。「え?こんな本しか読んでないの?ワシ!」と、己の貧困な読書体験に愕然とし、悲しくなりました。「人は見たいものしか見ない。聞きたいことしか聞かない」ってよくいいますが、私がまさにそれ。気づいてしまいました。これじゃ「自我」が強くなるばかり。「自我」を超える成長はないですわ。今後は、もう少しバランスの良い、意義のある読書を心がけるぞ!と誓ったのであります。

さて、先週の中央社会保険医療協議会。薬局薬剤師が、患者さんの同意を得た場合にのみ、算定が許される「かかりつけ薬剤師指導管理料」が話題になりました。日本医師会の中川俊男副会長が、大手調剤薬局チェーン、日本調剤の算定件数が急激に伸びていることを指摘、「大丈夫か?」と疑念を表明しました。「かかりつけ薬剤師指導管理料」は、処方箋を持ってきた患者さんが、「この薬剤師さんは信頼できる。だから、私の調剤は、いつもこの薬剤師さんにお願いしたい」と希望し、特定の薬剤師を選定した場合、その薬剤師を「かかりつけ薬剤師」とし、調剤報酬で評価する点数です。一種の「指名料」なのです。本来、じっくり時間をかけて信頼関係を気づかない限り、「指名」には結びつきません。算定欲しさに、自ら積極的に「かかりつけ薬剤師として私を指名してください!」「はい、この同意書に署名してください!」と強引に売り込むのは邪道なのです。(私の持論の詳細は、サイカス社「まんが 医療政策の仕組み vol3」をご覧ください)。日本調剤は「そんなことしてるわけないだろう!!!全くとんでもない発言で、心外だ!!」と憤慨していると仄聞しますが、実際はどうなのか?次回、中医協で予定される厚労省の実態報告を待ちたいと思います。

 写真は先週、日比谷公園で。。気持ちよく晴れていたので、厚労省から記者会見のある丸の内に徒歩で移動。桜がふわりと咲いていましまた。それではみなさん。素敵な一週間をお過ごしください!!

 

 

 

 

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