フェイクニュースで問われる「発信側の責任」
Posted on 2月 20th, 2017 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?時折、ホワッとした風が吹いて、春の気配を感じさせる今日この頃です。
アメリカのトランプ大統領が、移民に対する根も葉もない誹謗中傷をツイッターで流したり、自分に批判的なメディアを「フェイクニュース!!」と断じて、問題になっています。先日、NHKの「クローズアップ現代」が、この問題を取り上げて特集を組んでいました。単なるトランプ批判にとどまらず、SNSや既存ニュースメディアの問題点にも踏み込んでおり、なかなか見ごたえがありました。
トランプ大統領の「フェイクニュース!!」発言を機に、現状を検証すると、ツイッターやファイスブックなどSNSでは、パロディで流していた「フェイクニュース」が虚実の判別ができないくらい手が込んだ形になって、社会に混乱をきたす例があることを明るみに出しました。多くは愉快犯で、人々が反応することがうれしくてやってるみたいです。(そういう陰湿で、いやらしい趣味の人もいるんですね)番組では「伝える側の責任」を追及し、ジャーナリストの池上彰さんが最後に「面白ければそれでいいのか?実は既存メディアにも問題がある。大事なニュースはなんなのか?私たちも、自戒しなければいけない」と、問題提起していました。
ジャーナリストも経済社会で生きていく限り、自分の記事が多くの人の目を引いて収益を高めたいという要求から逃れることはできません。しかし、あまりに目を引くことばかりにとらわれると、ジャーナリスト本来の使命からどんどん遠のいてしまいます。「自戒」して現場に臨みます。
それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください!!!