オプジーボの薬価引き下げ、厚労省原案は未だ示されず。
Posted on 10月 31st, 2016 by IDAKA
みなさん!お元気ですかあ?
非小細胞肺がんの適応追加で、市場を急激に伸ばしている小野薬品の免疫チェックポイント阻害薬オプジーボ。はじめは患者が470人しかいない悪性黒色腫だけが対象だったから、薬価が高くつきました。ところが肺がんの適応追加で1万人以上に使われるようになった。それで「このままというわけにはいかない。薬価を下げましょう」というところまで決まっています。
しかし、いつ、どのくらい下げるか。厚労省の案はまだ示されていません。9月に厚労省の担当官に聞いた時は「10月中には示す」といっていたので、先週、中央社会保険医療協議会が開かれ、てっきり、そこで、諮られると思っていたのですが、まさかのスルー。中医協は開かれませんでした。11月末には、同種同効品である、MSDのキイトルーダの薬価収載が控えています。適応はオプジーボ同様、はじめは悪性黒色腫。そして、年末か、年始には非小細胞肺がんが追加されます。薬価はオプジーボに合せることになる。オプジーボの薬価引き下げの具体案が定まらないと、状況がは、どんどんややこしくなっていきます。一体、どうなっているのでしょうか?
で、写真はとある駅のロータリーで。夕日もすっかり秋の色です。それではみなさん。素敵な一週間をお過ごしください。