地域包括ケアを語る「煽りビジネス」、独りよがりで支離滅裂の「薬剤師叩きビジネス」は、賞味期限切れです!!!
みなさん!お元気ですか?シルバーウィークを挟んで2週間ぶりの更新となりました!どんな休日を過ごされましたか?私は、普段できずに気にかかっていたこと、放ったらかしにしてきたことに思う存分、向き合いましたあ〜(笑)!!なんで、スッキリです!!
いちいち列挙しませんが、この間、国内外、色んなことがありました!!で、つくづく思うのは、製薬業界も、この世の中の森羅万象から、逃れられないということ。もちろん、専門ジャーナリズムも含めてです。「製薬」という業界の枠だけでものを観たり、言ったりしてると、現実からズレて先を見誤ります。厚労省も、業界も、メディアも、自分だけに都合がいい、みみっちい論理を振りかざしてやり取りしてても何にも生まれませんよ。
例えば「地域包括ケア」。いまや、バズワード(中身のない流行語)化しています。実はこれ、厚労省が、自らの施策の失敗を棚に上げて、「要介護老人を受け入れる体制が全くできていない。こうなったのは国民が無関心だったからで、別に俺たちの責任ではない。もう金はないし、手遅れだから高齢者は基本的に家族で面倒見ろ!施設にはできるだけ来るな!それがだめなら地域のみんなで面倒見ろ!」って上から目線で言ってるだけの話なんです。なんか「地域包括ケア」っていうだけで、尊くありがたい崇高なイメージを持つ風潮がありますが、全くそんなことはありませんから、騙されないように、お気を付けください。
にもかかわらず製薬業界周辺には「すわ!ビジネスチャンス到来!!!」とばかりに、わけもわからないまま、厚労省のお先棒を担いで「製薬企業も、なんかやれ!」とか、「MRもなんかやんないと、明日はない。大変だ!大変だ!」と、わめいている火事場泥棒のような輩がいるじゃないですか?そういう輩に「それではあんたは一体、何すればいいって考えているの?」って一度、聞いてみてください。間違いなく、「それは企業が考えること」なんて、新興宗教家か、詐欺師まがいの言葉が返ってくるでしょう。まあ、せいぜい「地域の活動に参画すれば、オピニオン医師にも大事にされ、企業にとってもメリットがある」とか、その程度でしょう。そんなの、いちいち偉そうに言われなくても自明じゃないですか???
あと、よくあるのは医療政策で厚労省と、医師会、保険者、製薬業界がもめてせっぱつまると、問題の本質を置き去りにしたまま、職能的にも政治的にももっとも力がない薬剤師会を引合いにだし、いきなり「薬剤師がしっかりしないからこういうことになるだ!!!」って、ボコボコに叩きまくって、溜飲を下げて幕引きするパターン。日本では、過去数十年、薬剤師あるいは薬剤師会がある種、論争の「緩衝地帯」になってきたので、この領域では、知性のかけらもない幼稚で滅茶苦茶な話、論理破綻したスカスカな話がいまだに、まかり通っています。空しいし、恥ずかしいですね。もうそろそろやめませんか?というのが連休明けの私の提案であり、心構えであります。
で、写真は東京渋谷で撮影。ファッションビル109と、御神輿。ってなかなか珍しい組み合わせでしょう?それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください!!秋が来ましたよ!