武田、エーザイ、そして塩野義!!事業・製品の「切り離し」。10年後の「変貌」を予感させるトレンド!!!
みなさん、お元気ですか?日本全国あちらこちらで、夏祭りが開かれる季節になりました。花火に、太鼓に、屋台に、金魚すくい。。。そしてチラホラ男女の粋な浴衣姿も。。一瞬ですが、懐かしい昭和の香を感じることができます。
さて、先週、塩野義製薬が共和薬品に長期収載品(特許が切れた先発品)21製品を移管する(12月1日付)との発表がありました。これにより塩野義の長期収載品比率は5%弱縮小。現在の21.2%から、16、17%程度になる見通しです。ただし、同社の強みである感染症、ステロイド関連製品は、特許が切れても販売を続ける方針で、全ての長期収載品を移管するわけではありません。純粋に、重点領域から外れた製品を切り離すわけです。共和へのMRの移管もしないようです。今年4月、武田薬品がほとんどの長期収載品をテバとの合弁会社に移管、エーザイが消化器領域事業を味の素との合弁社に移管しました。そして今回、塩野義と続きます。
日本では国内企業同士のダイナミックな再編統合はありませんが、こうして事業や製品を売ったり買ったりしているうちに、10年後には名前こそ同じでも規模や中身が、今とは全く違う会社に変貌を遂げているのかもしれませんね。ある種、日本企業らしいチェンジ手法です。
この先の展開が非常に興味深いです。
で、写真は近所の公営プール(外観)。設備も相当古く、なんとか運営しているって感じですが、それがまた何とも風情があっていいんですね。駅からちょっと遠いので、そんなに混まないし、周りも静か。もはや都内の「秘境」とも言える所です。(笑)もう、こんなプールは少なくなりました。がんばって運営していってほしいです。それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください。来週15日の更新はお休みさせていただきます。