イギリスの「EU離脱」、実質的な手続きに、まだまだ時間がかかる
Posted on 6月 27th, 2016 by IDAKA
みなさん!お元気ですか?夏のような暑さが続く、今日この頃。いかがお過ごしですか? さて、先週末に英国が国民投票でEU離脱を決めて以来、日本もこの話題で持ちきりです。医薬品業界では、EU域内の医薬品審査承認を担っている欧州医薬品庁(EMA)がロンドンにあるので「どこに移すの?」「ドイツか?」なんて声が飛び交っています。職員数は700人近くだそうですが、ほとんど海外からの派遣職員で、イギリスの職員は100に満たないといいます。ですからEMAが別に他国に移転しても、物理的には海外派遣職員が、そこに移転すればいいだけの話なんです。ただ、EU離脱で、英国市場への各社のビジネス戦略は優先順位が下がるかもしれませんね。 まあ、でも実は現時点で、あんまり深読みしてもしょうがない気がします。というのは、完全に離脱手続きが終了するまで、少なくともあと数年かかると見込まれているからです。その数年間、英国のメリット、デメリットがくっきりと浮き彫りになってくるでしょう。そうすると英国内で「やっぱり離脱すんのは損だ」なんて声が強まることも容易に想像できるからです。 ということでみなさん、冷静に情勢を見極めましょう。今週も素晴らしい一週間をお過ごしください。写真は都内某所のカフェで。久しぶりにソーダを飲みました(^O^)
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