製薬協が「産業ビジョン」でバイオ医薬品製造の人材強化と、薬価の新組織設置に意欲!!
Posted on 1月 18th, 2016 by IDAKA
みなさん。お元気ですか?朝起きたら、一面、真っ白な銀世界!!!すんごいです。
さて日本製薬工業協会が15日に公表した「産業ビジョン 2025」。記者会見もあり、どんなものが出てくるか、楽しみにしていたのですが、正直、現状報告の域を出ておらず、踏み込みが浅い。現状報告でも、関係者が共通認識を図る際に役立つので、まとめた意義はありますが、「ビジョン」というには、かなり弱い。各項目、各課題ごとに、将来を見据えて何をするのか。もっと具体的な記述が欲しかったです。
強いて、注目ポイントを挙げるとするなら、海外勢に大きく水をあけられているバイオ医薬品の製造技術について「人材育成プログラムのさらなる推進と拡充に向け、政府との連携強化と支援を行う」とした点。それから社会保障、薬剤給付、薬価問題で研究・政策提言機能を強化するため、「製薬協内に新たな組織を設置することも視野に入れ」るとしている点でしょうか。バイオ医薬品を日本で製造できる製薬企業は中外製薬と協和発酵キリンくらいなので、期待したいです。また、薬価問題は、製薬協に加盟する研究開発型企業と、ジェネリック企業で、意見が異なることも多いので、そろそろ、製薬協独自の政策提言組織ができていいはずです。実現を期待しています。
写真は先日、久々に訪れた青山の小さなブックストア。心地よいひと時を過ごしました(*^_^*)。月曜の大雪で、この一週間は道路が凍って滑りやすくなるでしょう。皆様、お気をつけて。身心を暖め、素敵な日々をお過ごしください。