「患者」に想いを馳せる
昨日(13日)、縁あって「川口・鳩ケ谷女性薬剤師の会」の研修会で、講演させていただきました。医薬品産業の現状と将来を、私なりの視点で、かいつまんでお話させていただきました。みなさん最後まで、熱心に聞いていただき、大変、ありがたく思いました。
日々、患者さんを前に、調剤業務に勤しむ薬剤師の先生方と、研究開発、情報提供、販売活動に邁進する医薬品産業の方々。扱っているものは同じ「クスリ」ですが、見ている角度が違うような気がします。やはり、直接、患者さんと向き合っている薬剤師の先生方の方が・・・。なんと言いましょうか・・・。純粋に患者さんを想っている方、ボランティア精神が強い方が、多いような気がします。もちろん医薬品産業の中にも、そういう方がいないわけではありませんが、どちらかというと、ビジネス。収益アップを重視している。この世の中、何人たりとも経済を無視して、生きていける人はありませんから、否定はできませんが、やはり医薬品産業は最終消費者である「患者」を常に忘れて欲しくないなあ、と。そんなふうに想います。もちろん、業界ジャーナリストの私も、放っておくと経済的、政治的視点に偏りがち。薬剤師の先生方とお話をしていて、「患者」に想いを馳せることが、どれほど大事か。再認識致しました。「患者」は、いつも他者であるとは限らず、時には自分や近親者だったりもします。私という己(おのれ)は、己の業務を通じて、どこに対して何をして、どういう姿勢で世の中に貢献するのか。原点を見つめながら、気を引き締めて今週も取材、執筆に取り組みます!川口・鳩ケ谷女性薬剤師の会のみなさま、ご機会をくださり、本当に、ありがとうございます!!深く感謝いたします。
で、写真は御茶ノ水橋。アーチの向こう側のビル群と、こちら側の緑、川、線路のバランス。私の好きな風景のひとつです。この橋・・。学生時代から何度、渡ったことやら・・。おっと、回想に入るとどっと色んな思い出が押し寄せてきそうなので、この辺で失礼いたします。