ギリアドは「費用対効果分析」に参戦し、「ソバルディ、ハーボニーの適切な薬価はこうだ!!」と実証せよ!!
Posted on 12月 21st, 2015 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?
16年度の薬価制度改革で、売上高が1000億円を超える巨額な医薬品は、保険から給付する薬価(保険薬価)を下げることが決まりました。ギリアド・サイエンシズ社のC型肝炎治療薬ソバルディと、ハーボニー配合錠などが対象になる見通しです。
ギリアドおよび製薬業界は「医療現場で評価され、使われているのはよい薬だからだ。にもかかわらず売り上げが増えただけで保険薬価を下げるなんてあんまりだ」と問題視、一方、中央社会保険医療協議会の先生方は「医療保険財政には限りがある。薬価が高いものが、どんどん売り上げを増やすと、国民皆保険制度がもたない」と主張しています。
いずれも一理ありますね。ただ、結局のところ、どの程度の薬価が適切なのか?いまのところ万人が納得する説得力のあるデータは示されていない。16年4月以降、医薬品や技術の費用対効果を測る作業のテストが始まります。ギリアドには是非、テストに参加して「当社製品の正しい保険薬価はこうだ!」と示してほしいものです。
で、写真は銀座、山野楽器とブルガリのイルミネーション!!今週はクリスマス、そして来週は大みそか、でもって、いよいよ16年1月1日を迎えます。年末は何かと忙しい。「心を亡くす」と書いて「忙」。そうならないよう心がけたいですね。それではみなさま。素敵な一週間をお過ごしください。