記者クラブ優遇の「傍聴差別」はやめろ!薬価改革論議が大詰め!
はい!みなさん。お元気ですか?16年度の薬価制度改革論議も、いよいよ終盤を迎えます。
で、これまでのところ新薬創出加算の維持・継続と、基礎的医薬品の価格維持が決定、長期収載品の価格引き下げも対象品が60%以下から70%以下に広がるも、引き下げ率は据え置かれる方向になっています。ということは?そうです!製薬業界の言い分は概ね通っているのです。近年まれに見る改革です。と言って年末までの議論はまだ残っています。油断は禁物!過去の流れから推測すると、中央社会医療協議会薬価専門部会では今週9日(水)の業界意見陳述を経て、16日(水)に、制度改革の「たたき台」が示され、25日(金)の制度改革の「骨子案」でほぼ全体像が固まる見通しです。ということは今年の議論は残すところ後3回。気合い入れてウオッチしていきます!!
厚労省!!厚労省!!
「お記者様」の優待席を直ちに撤去せよ!
写真は全国都市会館で。2日(水)中医協論議が始まる前。右上は、入り口付近で談笑する傍聴者たち。この日は傍聴者席が70席弱しかなく、おそらく200人くらいが涙を呑んで、すごすごと帰っていきました。しかも9時開始で、6時に並んで待っていても、競争率が激しくて席が取れません。
ところが2番目、3番目の写真を見てください。2番目は、一般紙やテレビなど巨大メディアで構成する厚労記者会の「お記者様」らのお席、3番目は、健保連や国保中央会など厚労省とのつながりが深い団体や、専門誌が所属する日比谷クラブの「お記者様」らのお席で、初めから、しっかりご用意されています。
で、この、お記者様たち。一般傍聴者が何時間も並んで、やっとの思いで席を確保しているのをしり目に、開始時間ギリギリになってお殿様のように現れ、適当に聞いて帰る。あるいは、しっかり睡眠をとって前日の疲れを癒していきます。というか、もっとひどいのは「お記者様」の席は、めったに埋まりません。毎回3分の1以上が空席のままです。これってどーですか?厚労省のみなさん!!記者クラブの特別扱いはもうやめてください。そんな時代じゃないでしょ?