米国業界トップのフレージャー氏、「日本の事業環境を整備しないなら、投資は中国に回す」と発言!!!

みなさん、こんにちは!!!お元気ですか?何か、平日、休日関係なく、のべつ幕なし、仕事しているような気がする私です。

で、先週3日、米国研究製薬工業協会(PhRMA)のケネス・C・フレージャー会長(MSD会長兼最高経営責任者)が来日し、記者会見しました。言うまでもなくフレージャー氏は、米国医薬品業界の大物ですが、この手の記者会見は、期待を抱いて参加しても、通り一辺倒のことを話して終わり。質問しても「それは、大変、すばらしい質問ですね!」とか言いながら、回答は、適当にはぐらかされる。概ね、スカに終わることが多い。

会見打ち切り直前、私が質問したのは日本の製薬業界人口のこと。フレージャー会長によると、いま日本で外資系企業は4万人、日本企業は12万5000人を雇用しています。「これからも、この雇用人口は維持できますか?」と問うと、「まさに今回来日した理由がそれだ。環境整備をしてくれれば、もっと雇用できるが、そうでなければ中国など、他のアジア地域に投資を回すことになる」と若干、脅しめいた回答をくれました。

IMG_0942もっと具体的に「日本ではまだ人員を増やす必要がある」あるいは「このままでは維持できない」とか、明確な回答が欲しかったのですが、案の定、模範回答でした。また、世界初の新薬を日本で開発する時に審査を優先的に進める「先駆け審査指定制度」に「関心がある」と語っていましたが、逆に、この制度を利用することは、海外での承認を後回しにすることになります。その辺をどう思っているのか。是非、聞きたかったのですが、時間切れとなりました。

というか最近の記者会見。質問したいのか、自分の意見を言いたいのか、よくわからない人が多くて、すごい時間がかかります。どうも前振りが長くて。。。前振りとか、自分の意見はいいから、ビシッと簡潔に、質問の核心を投げかけて欲しいです。

 

写真、上はフレージャー会長、下は購入したばかりの自転車。迷っていましたが、ついに買いました。五段変速 ♪いい感じで、乗り回しています。生活範囲が広がって、気持ちに潤いができました!!!

で、いよいよ今週は中央社会保険医療協議会の薬価専門部会が開かれます。秋に向けたどうなるか?全容を見通すセミナーを開きます。

詳しくは右をクリック⇒新薬創出加算は「誤解」で虫の息だ

 

 

 

 

 

コメント

現在のコメント

コメントを書く

 
  (公開されません)
 
 
 
 

 
© 2024 薬新プラザ|医薬品業界の「本質」を発信するサイト