先発品と後発品は「同じ」というけど、後発品と後発品は「同じ」でいいの?
みなさんこんにちは!連休後、初の更新となりました!いかがお過ごしですか?夏のような天気が続きますが、お元気ですか?
さて、先週5月8日、日本ジェネリック製薬協会が「後発医薬品の使用状況に関する調査」の結果(保険薬局715件が回答)を公表しました。この手の調査は厚労省もやっているので、なぜいまジェネ協が実施するのかイマイチよくわからなかったのですが、ひとつ気になったことがありますので書きますね。お医者さんが「このメーカーのジェネリックを出して」と処方せんに書いた、いわゆる銘柄処方について「もし、そのメーカーの製品が在庫になかったらどうしますか?」との問いに、71.6%の薬局が「在庫にある他のジェネリックを出す」と回答しているのです。処方せんに「変更不可」の記載がなければ、別に薬局が他のメーカーのジェネリックを出しても問題ないのですが、いいんですかねえ、これで。
というのはジェネリックは、確かに同じ成分なんですが、各社それぞれ患者さんの飲み易さを追求し、製剤工夫で競い合っている。だから、同じジェネリックでも、大きさ、形、色、味などが異なるのです。お医者さんも、「このメーカーのこの大きさがいいのだ」あるいは「味がいいのだ」と、特定メーカーの努力を認めて、処方せんを書いているかも知れないじゃないですか。それを「在庫がないから、別のでいいでしょ」って、簡単に変えられてしまったら、各社の努力は水の泡ってもんです。もちろん、薬局に、各社のジェネリックをすべて置いておくほど、広くないので、仕方ないっていやあ仕方ないんですが、やはり企業努力は報われて欲しいと思うのです。
で、写真は、穏やかな雰囲気一杯のフロワーショップ&カフェ。癒されます。では皆様、素敵な一週間をお過ごしください!