ドラッグストア調剤の“薬歴作成スルー事件”は「やらずぶったくり」の王道、詐欺行為以外の何物でもない!
ドラッグストアの処方せん調剤。滅茶苦茶ですね。患者が来て、処方せんを見て、医師が出した処方に間違いはないか。過去に飲んだ薬との間で何か問題はないか。それをチェックするのが本来の保険薬局の役割なのに。ツルハの子会社「くすりの福太郎」、イオン傘下の「CFSコーポレーション」は、薬剤服用歴(薬歴)を作っていなかったというのですから。福太郎は17万件、CFSは7万件も。端っからやる気がないんでしょうね。やっていないのに、調剤報酬だけは、しっかり請求している(^_^;)。これぞ、まさしく「やらずぶったくり」の王道。「やった、やった詐欺」。ジャーナリストで言えば取材しないで記事を書くインチキをするようなもんです。有りえないことです。呆れて物が言えません。
で、まずは何を優先すべきか。当事者を徹底的に厳しく叩き、処分することです。これは、ほとんど犯罪行為ですから。一般的に、根本的な倫理を踏みにじって起きた犯罪に対して「みんなで考えましょう」「私も自分のこととして考えます」って言いますか?言わないでしょう。だからまずは当事者の問題なのです。そして次はドラッグストア協会。これを機に、ドラッグストアでの調剤はどうあるべきか。もう一度、徹底的に議論し、再発防止について考えるべきです。
調剤ビジネスには、大手チェーン、ドラッグストア、中小個人薬局と大きく3つの業態がありますが、国民には、どうでもいいこと。全く知られていない。だから今回のことで、十羽一絡げにマイナスイメージを抱くかもしれません。それをどう払しょくするか。そこが日本薬剤師会の役割だと思います。己(オノレ)はまじめにやっている薬局が沢山あるのを知っています。確かにサービスの不十分さはあるにしても。。本質がどこにあるか。曖昧にしたまま情緒的なムードだけが先行し、マイナスイメージが膨張していく社会は、不健全です。どこに本質があるのか。見極める能力を無くした社会は、歪んでいきます。
写真は日比谷の、とあるレトロな喫茶店で。取材の合間に時間ができたので、コーヒータイム。なかなか風情があるところでした(*^_^*)では皆様、充実した素晴らしい一週間をお過ごしください!