米ファイザーがホスピーラを買収、日本トップ企業にも新たな合併の噂

Exif_JPEG_PICTURE  みなさんお元気ですか?米ファイザーがホスピーラを買収することになりましたね。ファイザーは昨年、アストラゼネカの買収に失敗しましたが、事業再編への意欲は失っていなかったんです。しかし、AZ買収頓挫から1年も経ずして、ホスピーラ買収。一つの戦略が駄目ならすぐに次の矢を放つ!!!このスピードたるや目を見張るものがあります

さてホスピーラの日本法人、ホスピーラ・ジャパンの行方やいかに?2004年設立ですから、わずか10年ちょいの歴史しかない。従業員も約100人で決して大きくありませんが、今後の情勢が業界に与えるインパクトは決して小さくない。ファイザー日本法人は昨年、新薬部門を切り離して「ファイザー製薬」を創設。一方で、ジェネリック事業は元の日本法人「ファイザー」に残っています。ホスピーラの基盤は注射剤ジェネリックですから、おそらくホスピーラ・ジャパンは「ファイザー」と、くっ付くことになるでしょう。社内はしばらく落ち着かない状態になると思われますが、従業員のみなさま。自分を失わないよう、行く末を見つめて、しっかりがんばってください。  

 翻って国内企業。少なくとも国内企業同士の合併の動きは表面化していません。相変わらずアステラス製薬と第一三共の合併の噂は消えませんが、「アステラスが、いまのままの第一三共と一緒になっても、足を引っ張られるだけ」(証券アナリスト)との情勢分析が主流で、現実性は低いままです。ただ、ここに来て新たな噂が浮上してきました。協和発酵キリンが合併の相手を探していて、武田薬品が名乗りを上げているというもの。飽くまでも噂ですが、実現すれば、明るい話になると思いませんか?  

 写真は米ファイザーの会長兼CEO、イアン・リード氏。最近、流行りの経済学者トマ・ピケティ氏によると米国ではトップ10%の人が、国全体の富の70%を保有しているといいます。リード氏は間違いなく、その10%に入るでしょうね。それではみなさま、素敵な一週間をお過ごしください!!!

 

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