時価総額トップのアステラスに武田薬品・ウェバー社長が「満足できない」と発言し、売上減必至の第一三共・中山社長は「内実的に強い会社目指す」と発言
みなさん、お元気ですか?永田町は、またしても「政治とカネ」を巡る問題で大わらわ。消費税再増税を予定通り15年10月に実施するかしないかで、難しい判断を迫られる時期だけに、安倍政権は、さぞ頭が痛いでしょう。来週17日に、7ー9月の経済成長率(GDP)の速報値が発表されると再増税がどうなるか。我々国民にも、かなり鮮明に見えてくるでしょう。まあ、国内は、いつだって課題山積ですから。。しっかりして欲しいのは外交ですよ。連日、何百隻も日本の領海に押し寄せ、違法なサンゴ漁を繰り返している中国漁船。これはもうどう見ても海賊行為でしょう。早くなんとかして欲しい。海上保安庁の巡視船では、対応が間に合わないと聞きます。安倍総理は、集団的自衛権の発動解釈を強引に緩め、自衛隊を発動しやすくし
たんだから、いまこそ自衛隊を援護派遣すべきです。それとも米国の要請がないと、派遣できないとでもいうんでしょうか。さすがにこの件で、米国が派遣要請することはないです。日本の問題ですからね。誰にも頼らず、自らの判断で決めなきゃヾ(*´∀`*)ノ
さて、先週、先々週と、製薬企業各社の14年4-9月期間決算(中間)の発表がありました。己(オノレ)も、可能な限り記者会見に足を運びました。
武田薬品工業は今年10月、株式時価総額で、アステラス製薬に抜かれてしまいました。1か月たったいまも、アステラス、トップで推移しているようです。記者会見で、それについて問われると、クリストフ・ウェバー社長は「私は競争志向の人間なんで、アステラスの後ろにいる現状は満足できない」と強調、トップ奪還に意欲を見せました。実際、武田の課題は、徐々に改善されていますし、時価総額の差も、アステラス約4兆円に対し、武田約3兆9000億円で、それほど大きくないので、まだまだ返り咲きは可能でしょう。アステラスが、この期にどこまで成長して、武田を、ぶっちぎりで引き離すかが、カギです。
一方、かつて、売上高が武田に続いて第2位だった第一三共は、いまや毎年、3位以下が定位置になっています。12月に早期退職者優遇の特別措置を使ってリストラを予定しているほか、インド・ランバクシー社の実質的な譲渡およびマネージメントからの撤退も着々と進めています。いまは拡大路線より、引き締め路線です。売上高ランキングも、さらに下がるかもしれません。中山讓治社長は「(ランバクシーが連結から外れて)売上が減るのは残念だが、内実的に強い会社にしたい」と発言、社員ひとりひとりには「自分の役割だけ果たしていれば、後はどっかの調整役がやってくれる、という意識が間接部門を増やしてきた。役所的な会社ではなく、自分がオーナーだという気持ちを持って、人任せしないことが大事」と述べました。この先の戦略に注目します。
と振り返ると、国内製薬業界にも地殻変動が迫ってきているように感じます。
ではみなさん、きょうは、すっごいいい天気ですね!!充実した楽しい素敵な一週間をお過ごし下さい。