高血圧治療薬の研究と広告不正疑惑は「大山鳴動してネズミ一匹」?ノバルティスは「消沈」、武田は「ラッキー」で幕引きか?!
みなさんお元気ですか?先週月曜日は休日だったので、2週間ぶりの更新です!暑い夏を満喫していらっしゃいますか?
さて、高血圧治療薬の臨床研究を巡る一連の不正疑惑騒動で、東京地検特捜部が本格的に動いて、早や5か月が経過しました。しかし、いまのところ起訴されたのはノバルティスの元社員と、ノバルティスだけ。個々の医師とメーカーを結ぶ不適切な金の動きやノバルティスと同様に偽りの広告宣伝を大々的に展開していた武田薬品を追い込むまでには至っていません。しかも、起訴の名目は薬事法違反の「虚偽誇大広告」。罰則は2年以下の懲役か、200万円以下の罰金です。日本最大の犯罪捜査機関、地検特捜部からすれば、ちょっと物足りないのではないでしょうか?おそらく、きっと、何とかして医師と、メーカーを結ぶ金の動きを掴もうと考えていることでしょう。しかし、今後、調査を続けて、どうしても、つかみきれなかったら(実際に、そんな事実がなかったとしたら)、それこそ「大山鳴動してネズミ一匹」。特捜部のモチベーションは低下し、捜査から手を引くかも知れません。そうなれば、武田薬品は、ホッと胸を撫で下ろすでしょうけど。。。果たして、どうなるでしょうか?検事総長が7月上旬に変わったばかりなので、特捜の本格調査も、しばらく中断、再開は8月末とも言われています。引き続き、動向を見守っていきます。
で、写真は「壮大なる自由主義の実験国家」「究極の資本主義国家」「人種の坩堝」、米国にて撮影。上はNYタイムズスクエア。下は、いまこれを書いているブルックリン7aveのカフェ「Tea Lounge」の風景です。このカフェは、いい意味で「テキトー」(笑)。みんな思い思いのスタイルでリラックスしています。ボヘミアンな雰囲気で、すごく気に入りました!!NYは、ほとんどのカフェ、一部、公園でもFree Wifiが飛んでいるので、すごく便利です。では、みなさま、素敵な一週間をお過ごしください。