武田の総会で「グローバル化って一体、何なんだっけ?」と、改めて考えさせられる。

Exif_JPEG_PICTUREOBらの質問状で大荒れが予想された6月27日の武田薬品の株主総会は、最近では珍しい3時間を超えるロングラン総会になったものの、GSK出身のフランス人、クリストフ・ウェバー氏の社長就任など、会社が提案した7議案は全て了承されました。ただ、OBらが事前に提出した質問状以外にも、質問がいくつも出て、武田の現状に対して、多くの株主が懸念を抱いていることがわかりました。

武田幹部への質問、批判は多岐に渡っているのですが、改めて考えさせるのは「グローバル化って一体、何?」ってことです。武田OBらは、日本人より高待遇で、外国人を幹部に迎え入れること、そしてまた急速に外国籍の幹部が増えたことなどに疑問を抱き、「これじゃあ、日本の企業でなくなってしまう」と強く反発していました。確かに、一理あるなと考えさせられます。外国企業を巨額な資金で傘下に収めることが「グローバル化」なのか?外国人を高給で迎え入れることが「グローバル化」なのか?英語のできない社員を隅に追いやることが「グローバル化」なのか?そして逆に「日本の製薬企業」ってなんなのか?今後も、そのステイタスと意義を保てるのか?今回の武田の総会で、OBらが放った疑問で、深く考えさせられました。再考というか。。。再確認すべき時なのかも知れません。

それでは、みなさん。素敵で楽しく、かつ充実した一週間をお過ごしください。

 

 

 

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