「超ぜいたく薬」「セレブご用達薬」の素、アディポロンは、STAP細胞よりもスゴイぜ!!

IMG_0627_7_1こんにちは!みなさまお久しぶりです。GWも終わって二週目に突入。さすがに今週は「いやあ、休みボケでしてぇ~」って言い訳は使えませんぜ(笑)本気モードに入らないと!!で、お休み中も、ずっと続いていたのがSTAP細胞を巡る疑惑報道。結果、論文に不正があったということで、処理される方向になっています。で、簡便な方法で、色んな組織に分化するというSTAP細胞。結局のところ、あるの?ないの?ということになると、これがよくわかりません。「STAP細胞は、あります!!」「いや、ありません」。「私は見ました」「いや、私は見たことがない」って。。。なんだか、これ小学生の頃、流行ったUFOとか、ツチノコとか、サスカッチ(雪男)を巡る論議に似てませんか?完全に迷走状態に陥ってしまっています(笑)。

IMG_0664_2_1 学術研究の立場では「科学的に検証されている状況ではない」というのが正確な見解でしょうか。英国科学雑誌ネイチャーに、日本人女性の研究論文が掲載されるのは快挙だったので、1月の掲載と同時に小保方さんが、ものすごく脚光を浴びたわけです。しかし、実はその3か月前の10月。ネイチャーは日本人女性の論文をもう一つ掲載しています。東大病院の研究グループの岩部美紀氏。善玉ホルモン、アディポネクチンの受容体に作動するアディポロンという化合物についての論文です。まだ、マウスを使った実験段階ですが、これを経口投与すると、カロリー制限や、適度な運動をした後のような体内状態を作り出すことができることがわかりました。つまり、これを医薬品として飲めば、高カロリー、高脂肪の食事を続け、運動をしなくても、生活習慣病の予防ができるかも知れないのです。STAP細胞はバイオですが、こっちは低分子ですから、地味って言えば地味なんですが、実社会への応用という点において、STAP細胞よりはるかに、意義のある研究成果だと思います。にもかかわらず、世間はSTAP、STAP。アディポロンのアの字も出ません。アディポロン。今後、どうなるでしょうか?己(オノレ)は「超ぜいたく薬」「セレブご用達薬」にならないことを望みます。医薬経済5月15日号にそのあたりのことを書きましたので、ご興味のある方は是非ともご覧ください⇒http://shop.risfax.co.jp/products/list.php?category_id=2

で、写真はゴールデンウィーク中に立ち寄った京都で撮影。龍谷ミュージアムの敷地で、無邪気に遊ぶ子供たちと、京都区役所駅の構内にあった色鮮やかな鯉の彫金版では、みなさま素敵な一週間をお過ごしください!

 

 

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