診療報酬改定の数値が消費増税と、政府の「目くらまし」戦法で、例年以上にわけわかんなくなっちゃっている!!
お元気ですか?いよいよ2013年も残すところ数日。で、診療報酬改定の数値が先週決着しましたね。一体これはプラス改定なんでしょうか?マイナス改定なんでしょうか?今回は消費税増税に伴う上乗せ数値もあるので、例年に増してややこしい。各紙の報道によると、医師、薬剤師の技術料(本体)と、薬価材料価格を合わせたいわゆるネット(点数表全体)の数値は、消費税増税分の補填を入れると0.01%プラス、補填を除外すると1.26%マイナス。さらに、医師、歯科医師、薬剤師の技術料だけを見れば、消費税増税分の補填を除いても0.1%プラスということです。わっかりにくーい(>_<)。診療側(医療従事者)、支払い側(医療保険運営者)双方の顔が立つように、わざとプラスともマイナスとも言えるように設定した数値のように思われます。そこに入り組んだ説明を加えて国民を煙に捲く、政府、財務省、厚労省がいつもやる「目くらまし」戦法ですね。
しかし、理屈から言えば技術料はわずかにプラスなのに、医薬品の価格引き下げを入れると、全体がマイナスになるわけだから、医薬品が足を引っ張っているということになります。足を引っ張っているというか、医薬品だけが、大きく下がっているともいえますね。きついですね。製薬企業は、新薬をじゃんじゃん出していくしかないです。
今週は中医協の医療費改定論議、ディオバン問題検討会論議が山場を迎えます。さらに忘年会、仕事納めの打ち上げなどなど、きっとジェットコースターに乗っているような毎日になりそうです。振り落とされないようにしっかりやっていきます。こういう時こそ、日ごろの鍛錬の成果が出るというものです(^_^.)
で、写真は大詰めの中医協。そして大雄山 最乗寺(神奈川県南足利市)の一角にある風景。みなさまもさぞお忙しいことでしょう。くれぐれもお体に、お気をつけて。それでは素敵な一週間をお過ごしください!&メリークリスマース!