利益相反(COI)を恐れては何もできない

ディオバン問題で、利益相反(COI)マネジメントの重要性が再認識されるようになっています。毎日のように、おどろおどろしく報ぜられるニュースの影響で「COI」っていうと、何やらそれだけで「犯罪」のような胡散臭いイメージを抱いてしまいます。でも、良く考えるとCOIって単なる関係性を示す言葉でしかないんですよね。お偉い先生方が小難しく解説していますが、簡単に言えば「ある人が義務より利益を優先して、ほかの人の利益を踏みにじる可能性がある状態」ということです。(ってこれでも十分、小難しいかあ。。。笑、すみません。)で、何が言いたいかというと、大学、学会と製薬企業が共同研究を続ける限り、COIは避けられないということです。だから、COIを恐れていては何もできない。要するにCOIをいかにマネジメントするかが大事なんです。しっかりマネジメントすれば、大学、学会と製薬企業は大きなメリットを享受することになると考えます。しっかりマネジメントするとは「目先の利益に抗って本来の義務を全うする体制」を作り上げ、それを公表することです。格好いいじゃないですか。そんな企業は。なんか応援したくなりますよね。で、10月3日にユートブレーンセミナーで講演します。お時間があったら是非、ご参加ください。

で、写真は真夜中の闖入者。己(オノレ)の部屋で暗闇をブンブン飛び回っていました。翌朝、無事、身柄を確保。コガネムシくんでした。夏の終わりの平和な一コマ。ちょっと涼しくなって空も少しずつ高くなってきましたね。秋の足音が聞こえてきます。それではみなさま。素敵な一週間をお過ごしください。

 

 

 

 

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