中外製薬・永山会長、「士魂商才」まっしぐら!

 先週、中外製薬の懇談会で久しぶりに永山治会長とお目にかかることができました!!永山氏といえば社長時代の02年に、中外をスイス・ロシュの傘下に入れる一方、国内では低迷していたロシュの日本法人を中外製薬の傘下に収めて株式上場を継続するという「離れ業」をやってのけた名経営者です。その後、事業も順調に進展、いまや臨床第1相以降のパイプラインに30品目超の製品が並んでいます。最近ではソニーの取締役会議長に就任したことでも注目されました。98年から6年間務めた日本製薬工業協会会長時代のスローガンは「日本を創薬の国際競技場に」でした。「どうですか?国内市場は?国際競技場になったでしょうか?」と質問すると、「全然だめですね。外資はみんな研究所を閉鎖してしまいました」と、とても残念そうに答えてくださいました。しかし、中外製薬は御殿場、鎌倉、浮間にある研究所でコツコツ研究を重ねています。いいものが出てくる日を期待したいです。10年ほど前、インタビューした際、愛読書は、渋沢栄一の「論語と算盤」だと教えていただきました。ビジネスはついつい金と欲望を追求しがちだが、そこに論語、すなわち道徳心、道義心がないと本当の成功は得られない。「士魂商才」を説いた本です。本棚の奥で眠っていたのを思いだし、改めて引っ張り出して読んでみたら、す、す、すごい!!かっこいい本です。当時は馬鹿で、この格好良さがよくわからなかったです。

で、写真は週末、渋谷のハチ公口で撮影。4人の若者が、ブオー、パオーとサックスを吹いていました!!なかなかイカシタ連中です。オートクチュールサックスカルテットという名前だそうです。この後、無粋なおまわりさんが来て、演奏が終わってしまいました^^; ではみなさま素敵な一週間をお過ごしください!!

 

 

 

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