心無い「煽り記事」にはご用心

 医療費改定論議になると必ず「医師がどうたら」「薬剤師がどうたら」と、やたら職能間の対立を煽るような記事が出てきます。娯楽週刊誌はともかく、専門誌は、そんなんでいいのかって、いつも思います。「医師」にも勤務医がいれば開業医もいる。医師会の幹部がいれば、学会の重鎮もいる。「薬剤師」も病院勤務がいれば、薬局勤務もいる。さらに、小さな薬局があれば大手チェーン薬局もある。ものすごく稼いでいる経営者がいれば、そうでもない経営者がいる。みんなそれぞれ立場や言い分、極端な話、仕事観さえ違う。実は、そういう微妙な違いにこそ医療費を巡る問題の本質があるのではないか、と考えています。にもかかわらず、そんなことは全くそっちのけで十羽一唐絡げに、医師がいいだ悪いだ、薬剤師がいいだ悪いだ、と単純化して、軽薄に騒いでいる心無い記事があります。しかも、こういうのに限って、上から目線で難癖つけているだけ。読んでもネガティブな気分になるだけで、全く明日が見えてきません。くれぐれもご用心を。

で、写真は近所で撮影。葡萄???こんなとこに?珍しいです。では皆様、素敵な一週間をお過ごしください。

 

 

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