エパデールで「利権団体」丸出しの日医
エパデールのスイッチOTC化。医師会の悪あがきで、薬局で購入する前に、医療機関を受診しなければいけないことになりました。薬局でセルフチェックシートを渡され、患者は一々回答しなければいけないのですから、かなりの圧力です。一度、医療機関に行けば、薬局に行くの面倒だから、その医療機関で買うかも。要するにOTCにした意味が無い。生活習慣病に使うOTCなんて糖尿病ドルチトール、血清高コレステロール改善薬、糖解錠など沢山あるっての。ましてやエパデールはイワシやサバなど青魚に含まれる不飽和脂肪酸と同じ成分ですよ。なんでそれにイチイチ医者がしゃしゃり出て「私達でないと使っちゃ危ない」って言うの?要するに、医師会は「エパデールは我々の大事な収益源だ。薬局で買っちゃだめ!!医療機関で買いなさい。それがだめなら、せめて、一回、うちに来てお金落としてから行きなさい」と言っているのです。情けない。そもそも、医療費全体のことを考えたら、スイッチOTC化は必須の流れ。それに反対するなら、診療報酬財源ないよ。それでいいの?それとも、スイッチOTCになるような薬は、副作用も少ないし、薬価も高いから、「リスクも無く手っ取り早く稼げる」。そういうこと?実は私、このところの医師会は、かつての利害団体から少しずつ変化しつつあると考えていました。いま、財政当局や、厚労省に、強くものが言える団体はありません。だから、「国民の立場でものを言ってほしい」という期待感もあり、がんばって欲しいと応援する気持ちもありました。しかし、今回のエパデールに対する医師会の対応を見て、そんな期待感は幻想に過ぎないと思いました。日医はやはり露骨な「利権団体」です。もっとも、今度のエパデールのスイッチOTC化。反対しているのは一部の幹部だけで、大方はそれほどでもないとも聞きます。それにしても、今度の医師会の対応はひどい。現場には、すばらしい医師が沢山いますが、医師のイメージを落としてしまいますね。
なんだか天気が良くて気持ちがいいですね。しかし、きょう夜遅くから雪だそうです。みなさま気をつけて、楽しい一週間をお過ごしください!!