清涼感溢れる山中教授のお人柄
Posted on 10月 9th, 2012 by IDAKA
ips細胞の開発でノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった山中伸弥京都大教授。その真摯な発言に心を打たれました。テレビのインタビューを受けて「医療技術や創薬に結び付けて社会に貢献するのはこれから。早く研究室に戻りたい」と、いたって謙虚。浮ついた様子ひとつ見せない。さらに「この技術を社会に応用する際の倫理や、規範についてできるだけ早く議論する必要がある。このままでは研究が先に進んでしまう」と、世の中に警鐘も鳴らしていました。同じ番組に出ていた高校時代の恩師も、さすがに只者ではなく、「素直に喜べない。ご苦労様、これからがんばれと言いたい」と、実用化に向けた奮闘をけしかけていました。イノベーション、イノベーションと声高に叫びながら、その実、人を欺いて金を掠め取るような狡すからいビジネスが蔓延する中、一服の清涼剤に出会ったような気がしました。なんだか元気と勇気が湧いてきましたよお!!では、みなさま!!素敵な一週間をお過ごしください!
動画はグレゴリー・コルベールの映像。合成一切なし。美しくも静かで優しい世界です。