上滑りするMRセミナー
Posted on 10月 1st, 2012 by IDAKA
最近、MRを対象にしたセミナーが目白押しですが、その大半が、 「eディテーリングが大事だ」とか、「自社品の宣伝だけではなく、疾患全体を見たアプローチを」とか、「専門性を高めろ」とか、決まりきったことを、さももっともらしく語るだけで終わってしまい、行くと「はあ?それで終わりぃ?」って拍子抜けすることが多いです。そう考える根拠の説明は全くなし。せいぜい、「変化への対応」とか言うくらい。変化すればいいってもんじゃないのに。しかも、じゃあどうすればいいのか?具体的な提案は全くない。その程度なら、各社の営業部門長や教育担当者は十分、自覚しているんじゃないでしょうか?大抵、「MRの発展に寄与する」という大義名分がついているんですが、己(オノレ)には、逆にMRを食い物にしているようにしか見えません。総数も6万を超え、いまや7万人に近づきつつあります。この先、きっと頭打ち、削減もありましょう。医薬品卸のMSも、着々と力をつけています。病院の訪問規制も厳しくなり、調剤薬局市場が徐々に拡大しています。MRが将来に不安を抱くのも無理はありません。いま必要なのは「気合い」や「掛け声」ではなく、「具体的な戦略」ではないでしょうか?
で、写真は近所の和菓子屋で撮影。十五夜団子。ちょーうまそう。(ガラス越しで、うまく撮れませんでした。失礼!)。9月30日は十五夜だったそうですが、関東平野は大嵐。お月見どころじゃなかったですね。ではみなさま、今週も健やかにお過ごしあれ!!