ファイザーよりアボットのがスッキリしている!

  ファイザー日本法人の積極的なPRによって、長期収載品と、後発品を同時に取り扱う「エスタブリッシュ事業」は国内で十分認知されるようになりました。もちろん、明治製菓、田辺三菱など、国内企業も、ファイザーより先んじて事業を開始していました。しかし、事業モデルの国内認知度を高めたのはやはりファイザーでしょう。しかし、果たして、それがよかったのかどうか。だってこの事業の伝道師、松森浩士さん(同社エスタブリッシュ医薬品事業部門長) の話を何度、聞いても、ストンと落ちない。自分が保有する長期収載品は、特許が切れても守り抜く。一方で、他社の長期収載品は、後発品で追い打ちをかけるという極めて、企業本位の事業にしか思えない。理念、哲学に説得力がない。声高に世に訴えるほど、崇高なものではない。で、最近、アボット社が、EPD事業部というのを立ち上げました。EPDっていうのは、何のことはない。エスタブリッシュド・プロダクツ部門の略。しかし、ファイザーとは基本方針が微妙に違う。どこが違うかって言うと、長期収載品しか扱わない。後発品は扱わないんです。この時期、長期収載品だけでビジネスするのは、風当たりも強いかもしれません。が、少なくとも、ファイザーより、潔いし、理念、哲学もわかりやすいものになりそうです。

で、写真は新宿サザンタワー20階から。ミニチュアライズモードで撮影。どうです?模型みたいでしょ?では、みなさま。素敵な一週間をお過ごしください(^ ^)

 

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