前途多難、医薬品の費用対効果
Posted on 5月 28th, 2012 by IDAKA
医薬品や医療技術の経済学的評価(費用対効果=HTA)を巡る議論が先週23日、中央社会保険医療協議会で、いよいよスタートしました。ところが、その内容たるや、のっけから惨憺でした。「厚労省は、なんで急ぐのか?」「秋までに結論を出す必要なんかない」から始まって「そもそもなんで、こういう議論が必要なのか?」という根本論まで飛び出す始末。大丈夫でしょうか?製薬業界では、日薬連の内藤晴夫会長を筆頭に、反対意見が根強い。理由は、さまざまですが、まずは学問として確立していない。薬価算定にどう活かすのかルールが未整備である。評価に時間がかかりイノベーションを阻害する。などがおもなものです。どうやらこの議論、前途多難が予測されます。
で、写真は上野不忍池。とあるホリデーPM4:00。夕陽が水面に浮かぶボートを後ろから照らして、きれいなシルエットを作っています。では、みなさま、よい一週間をお過ごしください!!