内藤日薬連・新会長がHTAを批判
Posted on 5月 21st, 2012 by IDAKA
日本製薬団体連合会の新会長にエーザイの内藤晴夫社長が就任、記者会見で、現在、厚労省が導入を検討している医薬品の経済学的評価(HTA)に反対姿勢を示しました。HTAを導入している英国では、評価に時間がかかるので医薬品の保険適用が遅れがちにあることを強調、「(HTAは)イノベーションの阻害や地遅延をもたらす」と批判しました。確かに、そういう面はあるかもしれません。ただ、どうなんでしょう?日本の医療保険財政は窮迫しています。どっかで、割り切って、医薬品の保険給付にもメスを入れないと、この先立ち行かなくなる。まずは、いまの制度で、過剰給付や、無駄が生じていないか、徹底的に検証する必要があるでしょう。HTAは、検証作業を促進させる、ひとつの「素材」として意味がある。己(オノレ)は、そう考えています。かりに反対するにしても、何かしらの代案がいるでしょう。とにかく、議論は始まったばかりです。内藤新体制の論陣に注目します。
で、写真はJR神田駅近くのガード下で撮影。いまや懐かしきチンドン屋さんです!!ところが、侮るなかれ!左はじのサックス奏者、なかなかの腕前。夜はどっかのバーで、ブルースやジャズを演奏しているのかもしれません。聴いてみたい。というわけで、みなさま!今週も健やかにお過ごしあれ!!