ブロプレスで新薬創出加算の“弱点”露呈

  武田薬品の高血圧治療薬(ARB)ブロプレス。値引きしないでも売れる優良医薬品として国内市場に君臨しています。そしたら、な、な、なんと昨年の薬価調査の乖離率は6.47~~6.77%。もう少しで新薬創出加算の対象(6.4%以内)に収まるところでした。【医薬経済社RISFAX3月13日号が、その背景を詳しく報じています。⇒http://www.risfax.co.jp/ブロプレスは今年12年、米国で、14年に日本で特許切れを迎えると言われ、それほど、新しい製品ではありません。業界が新薬創出加算の導入を強く求めていた時、対象となるのは希少疾病薬、抗がん剤、エイズ治療薬、画期的新薬などで、「ARBなど競合が激しく、市場が大きな製品は対象にはならない」と断言していました。この加算は本来、市場に出たばかりの優れた新薬を対象にし、投資回収を早めることによって、企業の研究開発を促す仕組みです。ですから、ブロプレスのように、すでに巨大市場を形成し、研究開発投資を十分回収したと見られる、“長期収載品間近の製品”は、対象として好ましくないわけです。もし今回対象になっていたら、中医協で診療、支払い双方から、「話が違う」と、かなり叩かれたでしょう。場合によっては、加算そのものが、御破算になる可能性だってあったかも知れません。業界首脳陣は、さぞ肝を冷やしたことでしょう。もっとも、加算条件に、値引き率を組み込んでいるので、今後、他の製品でも、同様のケースが、出てこないとは限りません。戦略的に、価格政策を練り上げて、加算を取得しようとする企業もあり、その是非が将来、議論を呼ぶでしょう。

で、自分の部屋。いまだかつてないトンデモナイ、MESSYな状態。先日、外出先から帰宅して、何気にメガネをはずしてお茶入れて戻ったら、メガネが行方不明に。【このブログ左の写真でかけてるやつ】それっきり姿を消してしまいました。さては書物の山(薬新エベレスト)に遭難したか・・・・。とほほ、気に入ってたのに・・・。そこで5年前に、一度、引退勧告したメガネくん【写真】に、無理を言って再登板を願い、なんとか凌いでます。しっかし、なかなかどうして、このメガネくんいい感じでがんばってくれてるんだな。読者諸氏は、きっと「お前の部屋、どんだけ散らかってるんだよ」って思うことでしょう。仕事場、寝室、書庫全て兼ねている大切な場所なんですが、もうモノの置場もなく、どうしようもない。うーん。でもなんとかするぞいっ!!!では、みなさま。お元気でお過ごしください。春の足音が聞こえてきましたよ(^O^)/

 

コメント

現在のコメント

コメントを書く

 
  (公開されません)
 
 
 
 

 
© 2024 薬新プラザ|医薬品業界の「本質」を発信するサイト