正体不明の「医療産業」

  「日本は『医は仁術である』という理念に拘泥し過ぎている。医療を産業として育てようとする考えが弱い」。民主党の仙石由人政調会長代行が20日に開かれた日本保険薬局協会の賀詞交歓会で、こう話しました。確かに民主党は10年6月に閣議決定した新成長戦略で、「医療産業の育成」を明記しています。それを見て、医療関係者、医薬品、医療業界も、大いに期待感を抱きました。しかし、これまでの具体策は、「日本の病院を、丸ごと経済途上国に輸出する」という経産省のプロジェクトくらい。それとて予算額は3億数千万円程度で、決して大きな額とは言えません。そもそも「医療産業」って、なに?医薬品や、医療機器は「産業」と言われますが、「医療産業」っていうと非常に曖昧になる。一体、どっからどこまでを指しているのか?定義さえ明らかになっていません。仙石氏は、前述の席上、「産業育成としての医療を議論する必要がある」と言っていましたが、いまさら?これから定義を議論するの?成長戦略を公表して、もう1年半ですぜ!!頼みますよお~。と、思った己(オノレ)でした。

で、写真はJR渋谷駅構内で。日清食品のカップめん「どん兵衛」シリーズだけを、メニューにしているお店がありました。全て200円。この日は急いでて入れなかったけど、今度は行ってみようと思います。あれっ?!なんか、ほとんど宣伝になってしまいましたあ~(笑)

 

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