遺伝子検査が米国で普及
米国では、すでに遺伝子検査が民間ビジネスとして普及しつつあるようです。お金を払えば、がんなど疾患になる確率を、調べてくれるそうです。あらかじめ知っておけば食事や行動など日常生活を変えることによって、疾患発生リスクを軽減できるというわけです。サービスの利用は、比較的お金持ちの人に限られていますが、業者によって、請け負い金額や結果に差があったりで、精度や信頼性はまだまだ。また、罹患リスクを知ったがために、かえって不安感が増して生きにくくなるなど、新たな問題も発生しています。だから、検査を勧められても「敢えて知りたくないから、検査は受けない」という人もいるそうです。米国での流行は、遅れて日本に来るのが常なので、近々、遺伝子検査ビジネスも日本に上陸するでしょう。その時、日本の医療界は、どんな態度を取るのか?でも、よくよく考えると遺伝子検査が抱えている問題って、医薬品と、ほぼ同じようにも思えます。致死性の高いがん治療などで、軽々に批判や疑問を口にすると、「人でなし」扱いされますが、果たして、いまの薬がどれほどの効果があるのか?副作用はどのくらいなのか?まだまだわからないことだらけです。当たり前のことですが、リスクと、ベネフットを、冷徹に取材し、伝えるのが本来のジャーナリズムだと考えています。タイアップで、お金をもらって、いいことだけ書いているメディアは、メーカーの販促代行業。また、無責任にセンセーショナリズムを煽るのは、単なる、お騒がせ屋。どちらもジャーナリズムではありません。
で、写真は、この休みに訪れた浅草寺境内で撮影。おとそ気分も抜け、もう空いているかなと思ったら、甘かった。エンコの小道は、どこも、ものすごい人。しかし、空は澄み切って綺麗でした。では、みなさま。まだまだ寒い日が続きます。お体に気を付けて!