乖離率8・4%、相場感またも裏切る
11年9月分の取引を対象にした薬価調査結果。薬価と、納入価の乖離率は、前回(09年9月)同様8.4%ですって。「大手医薬品卸の利益が前年度と比べてかなり大きく落ち込んでいるのに、乖離率が前回と同じってなんかおかしくないですか?」。厚労省保険局医療課が開いた記者ブリーフイングで、平成の武士(もののふ)、半田良太くんが、事務局に詰め寄っていましたが、ホント、不可解!!。首都圏だけでなく、各地方の卸関係者に話を聞けば、一人残らず、「相当広がっている」と言っていたのに。。「価格の高い新薬創出加算対象品のしわ寄せを食って、確かに長期収載品価格が大きく下落した。しかし、新薬創出加算の対象品の取引数量が相当、伸びたから、加重平均では、前回と同様になった」(卸幹部)。そんな説明もありますが、薬価調査結果は、このところ毎回、腑に落ちない数値が出てきます。民間卸業者の協力で実施しているので、正式な行政調査ではなく、情報公開の対象にもならない。だから、言われた通り受け止めるしかないんですが・・・。いやはや何とも。中医協では、さずがに「一体、妥結率はどのくらいなんだ」「メーカーが後から卸に払うボリュームディスカウントは反映しているのか」という質問が出ました。妥結率は「78.1%(ということは21.9%未妥結)」、「事後のディスカウントは反映していない」との回答でした。その昔、今は亡き、健保連の下村健氏が言っていたことを思い出します。「こんな妥結率ではだめだ。とりあえず、この結果で暫定的に薬価を改定するが、100%妥結したら、もう一回調査して、暫定薬価を修正しろ」。至って正論ですわね 。
で、写真は中医協会場となったグランドアーク半蔵門ホテルのロビー前で。午前7時頃。クリスマスツリーとイルミネーションを下から見上げるように撮りたくて、一瞬、床に寝転んで撮りました。しかし、その、あられもない恥ずかしい己(オノレ)の姿を、ちょっと離れていたところから、医薬経済の市川くんが激写していました。「おいおい君ぃ。困るなあ。スターを勝手に撮っちゃだめではないか。事務所も通さずしてから。失敬な。まうっ!」とか言って、市川くんに撮った写真を見せてもらったら、かぁーなり怪しい。不審者そのものでした(笑)どっかで公開されないか?ビクビクもんです。しかし、本人に「公開しないでね」とか言うと、返って、弱みに付け込まれる。きっと足元を見て「口止め料」か、何か、要請してくるに違いない。なんで、我慢して黙ってる。しばらく不安で眠れないかも。ダハッ(笑)