胸をえぐる事業仕分け、参照価格提案!

  いやあ~22日の行政刷新会議の事業仕分け。先発品と後発品そして市販薬類似品の問題、かなり踏み込んだ提言を打ち出しましたね。【RISFAX11月24日号詳報⇒http://www.risfax.co.jp/後発品使用促進どころか、それを飛び越えて、保険給付は後発品薬価まで、それ以上は自己負担にすべきだって。これは、かつて一度、白紙撤回になった参照価格制度そのものじゃないですかあ!みなさんよく「事業仕分けに法的拘束力はない」と言われます。しかし、たかが事業仕分け、されど事業仕分けですぜ。世の中の空気はしっかりリードしています。12年度改定、どうも長期収載品(特許が切れた先発品)の薬価引き下げは、避けられそうもない気配が漂ってきました。それから市販薬類似品、ビタミン剤は、将来、保険給付になんらかの制限が加えられるでしょう。事業仕分けの委員の発言には、製薬業界の胸をえぐる発言が多々ありました。先発と後発品の論議では「おんなじ物なのに、薬価が違うのはおかしい。公的保険制度の枠組みで考えれば、薬価の高い先発品を使った人は、薬価の安い後発品を使った人に負担を押しつけていることになる。どうしても先発品を使いたいなら、その差額は自己負担にすべきだ」、市販薬類似品では「薬局で買うより病院でもらった方が安いからと言って、どんどん使っていると、医療保険が窮迫し、結局、保険料を上げなければならなくなる。知らず知らずのうちに、自分で自分の首を絞める悪い仕組みだ」などなど。でも、正論ですよね。これ。さて中医協がどう反応するか。

で、写真は東京霞ヶ関午前6時45分。日比谷公園近くから、国会議事堂方面を眺める。まだ、ほとんど人がいない(笑)サブ!もうコートが要りますね。みなさん、風邪にご注意ください。

 

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