後発品「20超6.3掛」の現実味

 次の薬価改定。はじめて収載される後発品の薬価算定ルールの見直しは、ほぼ確定的です。議論の焦点は、すべての薬価を下げるか、限定的に下げるか―。後発品専業メーカーの事業体質や、バイオシミラー開発に与える影響などを考えると、落とし所は、後者が妥当ではないかと、己(オノレ)は、考えています。RISFAX10月20日号http://www.risfax.co.jp/の解説でも書きましたが、いま後発品は「ひとつの先発品に数十を超えるケースがある。いくらなんでも多すぎる」という批判に晒されています。だから、参入品目が多い場合に限定して、収載時の薬価を低めにするのです。後発品専業メーカーも、これには文句が言えないでしょう。実は、現行のルールでも、参入品目数を、けん制する仕組みがあります。2回目以降に収載される後発品で、初回と合わせて20品目を超える場合は、既収載後発品の最低薬価の9掛けで、薬価算定するというものです。これを初回収載時にも適用するのです。そうすると、初収載後発品の薬価は先発品の7掛け。さらに20品目を超える場合は、その9掛けで、先発品の6.3掛けになります。飽くまでも現時点での予測で、まだまだ変動要素はありますが・・・・。中医協薬価専門部会から目が離せません。

で、写真は週末に訪れた岩手県盛岡市の「岩手公園」で撮影。残念ながら小雨ぱらつく空模様。が、美しき紅葉を見ることができました。市内は、震災の影響をほとんど感じられず、ほんわかした地方都市独特の平和な雰囲気に包まれていました。で、「盛岡じゃじゃめん」ってのをはじめて食したのですが、こいつがなかなか美味!!!でも写真はありません。食い意地が張っているので、出てきたらすぐ食らう!!写真なんか撮ると、撮っているその瞬間分、うまみが逃げてしまう気がするのです。なはは。失礼(^ ^;)そして、映像は宮澤賢治先生の「雨ニモ負ケズ」。

 

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