とある厚労官僚との対話
小宮山厚労相が、年金の支給開始年齢を将来的に68から70歳程度まで引き上げる方針を正式に表明しました。先日、とある厚労官僚と、面会した際、これが話題になりました。【己(オノレ)】「高齢者が増え、若年世代の人口構成比が先細りするのはわかってたんだから、厚労省がもっと早く手を打つべきだったという批判が多いです。」【某官僚】「我々も手をこまねいていたわけではない。例えば昭和55年改正では、支給開始年齢の“引き上げ”と、給付額“切り下げ”を提案した。しかし、自民党政調を通して国会に法案として出てきた時には、いつの間にか、給付額の“引き上げ”になっていた。」【己】「しっかし、若年世代は年金が受け取れるかどうかもあやしくなってきました。」【某官僚】「年金制度はそもそも保険。すべての人が受け取れるような仕組みではない。平均寿命がこれだけ伸びているのだから、支給開始年齢引き上げは当然。」【己】「年金は国民の老後の生活を支援するものではないのですか?」【某官僚】「違う。思いがけず長生きしてしまった人のための保障だ。いまは給付対象の人が多すぎる」。。。いやはや何とも、もう行政や、政治批判だけしててもしょうがない。こういう政治、行政状況を生み出した責任の一端は、他ならぬ己を含めた国民自身にもあるわけですから。。原発政策だってそうだったじゃないですか?気が向いた時、気がついた時だけ、適当に批判をして、文句を言ってりゃあ、結局、政治と行政がなんとかしてくれんだろう。そんな甘えた根性でいたから、いつの間にかとんでもないことになっていた・・・。とにかく、もう政治や行政に、寄りかかってはいられません。個々人が、自分の日常の中で、何を考え、どう動くか。それこそが一番大事な時代になりました。
で、写真は都内散策中に撮影。日曜日、とてもよい天気。かわいらしい2匹の紋黄蝶(モンキチョウ)が花の周りで、無邪気に戯れていました。写真に収めようと思ってバッグからカメラを出し、急いでシャッターを押したんですが、時すでに遅し。画像を確かめたら花しか写っていません。いつも間にか、2匹ともどっかに飛び去っていました(笑)