日本のMR「6万人超」、米国と並ぶ

  日本のMR数がとうとう6万人の大台を突破しました。これだけ新薬創出に苦労しているのに、ほとんどの企業がMRの増員をやめません。結局、「コール数を増やして売り上げを伸ばす」という基本姿勢は変わらないようです。一方、一時10万人を超えていた米国は、7万人を切りました。ある米国専門誌は、「この先、約6万人になる」と予測しています。(RISFAX10月7日号http://www.risfax.co.jp/この傾向が続けば、日本のMR数はいつか米国を上回るでしょう。 雇用機会の提供という側面では、いいことなんですが、対人口、対医師数の対比で考えると果たしてどうなんでしょうか?大変、優秀でまじめなMRを知っていますし、彼ら自身には何の罪も無いので、ちょっと言いにくいのですが、己(オノレ)は、正直、多すぎるように思います。プロモーションや、マーケティングにも、お金をかけ過ぎています。「日本は米国と違って、市販後調査で、MRがきめ細かく医療機関を回るから、決して多いことはない」「これからは保険薬局にも情報提供する必要があるので、そっちにMRを振り向ける」という意見がありますが、医療機関や、保険者は、それで納得するでしょうか?「株式会社は経済原則で、動いている。外部に、とやかく言われる筋合いは無い」。そういう意見も、よく耳にしますが、いまの医療保険の枠組みで、それは通るでしょうか?かつて、中医協で、日本医師会の糸氏英吉元副会長が、放った辛らつな言葉を思い出します。「製薬企業は株式会社だから、株主の配当さえ上げてれば、それでいいんだ。いくら儲けてなんに使おうが、自分達の勝手だろう。そうおしゃるなら、どうぞ医療保険の世界から外に出て行って思う存分、儲けてください。そうしたら、私らは何もいいません」。

で、写真は近所の道端で撮影。花の名前は知りません(笑)3連休、概ねいいい天気でしたね。皆様どう過ごされましたか?己は計画していたことの半分もできませんでした(^ ^;)。まあ、仕方がありません。世の中、激変してます。考えること。調べること。取材すること。書くことが山ほどあります!!ではでは。

 

コメント

現在のコメント

コメントを書く

 
  (公開されません)
 
 
 
 

 
© 2024 薬新プラザ|医薬品業界の「本質」を発信するサイト