そろそろ「金持ち増税」論議を!!

  野田首相、いよいよ増税路線を鮮明にしましたね。それはそれで、仕方ないのかなあ、と思いますが、何の税を、どういう形で、どれだけ上げるかはこれからの議論です。消費税にしたって、10%までの段階的引き上げが決まっていても、そうそう簡単にはいかないでしょう。よく「消費税が一番、不公平感ない税だ」という論がありますが、本当にそうでしょうか?生活必需品にまで、がっちり網をかけられて税率10%になったら、現役の中間所得層は涙が出ます。しかし、この程度なら、お金持ちは、別に痛くもかゆくもないでしょう。それからお年寄りは、現役世代に比べて物を買う頻度が、確実に低い。住宅など各種ローンだって払い終わっている。よって一番苦しむのは、現役の中間所得層。それははっきりしているんです。何が平等なものですか。除外品目の設定とか、ぜいたく品への特別高率課税とか、ひと工夫もふた工夫もしてもらわないと、おかしなことになりますよ。また、経済同友会の長谷川さんを含め、財界は、法人税引き下げをしきりに主張しますが、一体、その分、どこで帳尻合わすんだ?と考えると、おっかなくて仕方ありません。米国では、億万長者ウォーレン・バフェット氏が「金持ちからはもっと税金を取ってもいい」と自ら主張、オバマ大統領も、それに便乗しています。しかし、日本では、一向に「富裕層」への増税がテーマにならない。米国より格差が小さいとは言え、確実に「金持ち」はいるはずです。もちろん線引きの問題はありますが、格差はかなり開いてきています。でも「選挙に響くから」という理由で、政治家は絶対口にしない。で、「負担は、みんな平等に」。なんて言ってごまかしてる。社会保障も、皆保険も累進性をもっと強めないと、もたないのに、中間所得層の負担ばっか増やしている。そう思います。厚労省も知らん顔している。呆れた状況です。

で、写真はJR御茶ノ水駅、聖橋口近くにある老舗・喫茶店「穂高」の窓辺で撮影。学生時代は近くにいたのに、ほとんど行くことがなかったのですが、先日、フラッと寄ったら、すごく良かった。で2回目の利用。静かで落ち着きます。

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