見捨てられた白内障治療薬

 がん、糖尿病、精神疾患で、新薬開発が活発化しているのは、もちろん喜ばしいことなんですが、全く見向きもされず、放置されたままの疾患領域も沢山あります。例えば、白内障。いまだ根本的な「治療薬」はなく、何十年も前に、「進行抑制」で承認された医薬品が数品目あるだけ。しかも、その薬さえ、2003年に厚労省の研究班が「効能効果に科学的根拠なし」と結論付けています。一方、濁った水晶体を取り除く手術は年々、増加。水晶体の代わりに入れる眼内レンズは、どんどん新しいいいものが出てきています。要するに、現代医療は、白内障になったら、何もせずに放置し、思いっきり悪くなるのを待って最後に手術で眼内レンズを入れる。それしか方法が無い。こんな状況なのに、不思議と製薬企業各社のパイプラインに、白内障治療薬がひとつもない。おっかしいですよ、これ。患者にとっては間違いなく手術で眼内レンズ入れるより、薬で治ったほうがいい。もし、治療薬の開発に成功すれば、それこそ「画期的な新薬」間違いないのに・・・・。もっとも、白内障治療薬が出てきちゃうと、眼内レンズメーカーは壊滅的な打撃を受ける。手術件数も減って、眼科医院の収入も減ってしまうかもしれません。そんなことに配慮して、開発を控えている。なんてこと・・・ないですよね?

で、写真は己(オノレ)の親友、岸浩。なんだかんだ、知り合って、もう30年以上経ちます。だから、一緒にいてホント楽ちん。いまでも時間を見つけては、ダラダラ飲みます。ありがたいことです!!彼は、渋谷区桜ヶ丘でRAIN FROG(レイン フロッグ)というBARをやっています。セルリアンタワーの裏辺り。身びいき無しで、とても雰囲気のいい、素敵な店です。それも、彼の「和みキャラ」のなせる業。お近くに行ったら寄ってみせください!!!(ちなみに写真に写っているのは、彼の店ではありません (^。^)

 

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