クレイジーな人たちがいる
Posted on 6月 15th, 2011 by IDAKA
「脱」原発機運、ようやく国内でも芽が出てきました。ここはひとつ「反」原発ではなく、敢えて「脱」原発で行くべきでしょう。「反」だと、自らの責任を全く省みず、意見を異にする反対側の人たちを突き上げるだけの対立抗争に陥ってしまいます。しかし、「脱」は違います。自らも原発に浸って生活していた事実を認めながら、そこから抜け出す自己変革、そして、みんなで一緒に新時代を構築する、より主体的、生産的な行動になります。国民投票で9割以上の人たちが原発に「No」と言ったイタリアや、大規模なデモが頻発する欧州各国と比較すると、日本国民はまだまだノンビリムード。いまもなお、多くの人が大企業崇拝、官僚依存、経済至上主義に浸ったままです。しかし、それも急激な変化を嫌う体質ゆえ。きっと少しずつ変わるんだ、と信じたい。そうそう。俳優の山本太郎さんが、所属事務所を辞めて脱原発の立場を鮮明にしましたね。「売名だ」という人もいるようですが、己(オノレ)は、そう言われるリスクを負ってまで敢えて行動に移した彼を支持します。先頭を走る人は、時としてクレイジーに見えますが、その先にあるゴールは、我々が後々、行き着くところと一緒だったりするものです。 で、AppleのCM。Think different!だって!!Think same!とか、Think alike!とか言って従業員の個性を破壊する経営者もいるのに、やっぱりスティーブ・ジョブズは、すごい!こんなCM作るなんて、立派に、クレイジーです(笑)。