医薬業界「最悪」のシナリオ

  政府が目標に掲げる後発品使用促進。2007年に閣議決定して以来5年目に突入しましたが、ここに来て足踏み状態に陥っているようです。となると、当然12年度の医療費改定にも影響が出る。医療ビジネスのステイクホルダーにとって最悪のシナリオは、まず前回同様、「後発品の使用が計画通り進んでいない。業界も約束したはずでしょ?」という理由で、長期収載医薬品をバッサリ追加引き下げ。で、「こんなにお金付けてんのに、あんたら、全然、やる気ないじゃん」という理由で、調剤薬局に対する後発品調剤体制加算を廃止。そして、極めつけは「そもそも、あんたらの価格が高いんじゃないの?」ということで、後発品そのものの薬価を軒並み特例引き下げ。まあーさか、ネッ!とばかりも言ってられませんよ。ただでさえ、東日本大震災の復興で、財源が枯渇しているご時勢。次期総理候補に、前回改定時、「医療費はマイナスでいい」と主張していた野田佳彦財務大臣の名前が挙がっているくらいですから。いずれにせよ、複数のシミュレーションを立てて、準備しておく方がいいようです。

で、写真は代々木公園で。ちょっと前に撮影。名前わかりません(笑)

 

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